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コラム 「電動車いす等安全対策・普及推進事業シンポジウム」レポート

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●「電動車いす等安全対策・普及推進事業シンポジウム」レポート●
3週間の実証実験を含む約2ヶ月の実証スケジュールの中でわかったことがある。
 
その1 実証実験を通して外出回数が増えた
その2 身体機能の低下はほとんど見られなかった
その3 外出意欲が高まった
 
実験以前の電動カートに対するイメージは、ネガティブなものが多かったが、
実際に体験してみるとこの意識が大きく変わることが裏付けられている。なんとなく分かる気がする。
電動カート自体をよく知らない人にとって、この乗り物は車いす(障害者用)の延長のようにとらえられている。
簡単に言えば暗いイメージなのだ。そうではなく、どちらかと言えばゴーカートのように、
もしくは4輪バイクのようにスポーティフな感覚で利用するものと理解してもらえれば、その利用に関する意識が大きく改善される。
実際に実験に参加した人のほとんどが、外出意欲が向上し、外出回数が増えている。
電動カートを利用したことで肉体的に衰えるという印象もない。「ブンブン行こう!」と、ちょっとしたオーバーエイジライダーの感覚になるのだろう。
さらに乗り物としての安全性は、バイクや車より格段に担保されている。利用の簡便さも見逃せない。
当然ながら実証実験に参加した人のうち、75歳以上の77%が「将来利用したい」、歩行に不安のある人の実に90%以上が「将来利用したい」と回答している。
 
一方で実生活に導入するにあたって安全・安心への対策が必要な面があることも事実だ。
その多くはブレーキに関することと、安定性に関すること。ブレーキのことは後に回し、先に安定性の話をしよう。
 
●電動カートにはハンドル型とジョイスティック型がある●
ハンドル型は近年普及している操作系統がバイクのようにハンドル形式になっているものだ。
この手のものは、人体より前に操作系統と前輪があるために比較的安定性がよい。
それにくらべ最近登場したジョイスティック型は、手元の肘掛にあるジョイスティックで操舵するもので、
まるでいすに座っている人のように人体の前面が無蓋で前方に対する安定感があまりよくない。
安定性に関するトラブルは主にこのジョイスティック型の電動カートに見られるようだ。
この報告書でもジョイスティック型では坂道の走行中にバランスがくずれ、車体ごと横転した事例が報告されている。
またジョイスティック型の電動カートについては、「走行中、路面の凹凸でハンドルがとられる」「以外に反射神経が必要だ」など、
不安定感が残る報告がいくつかあがっている。ハンドル型の電動カートではこうした事例は報告されていないことから、安定性の問題に関してはあまり心配しなくていいようだ。
一方ブレーキに関するトラブルはハンドル型でもあり、ブレーキの掛け方が自転車と反対になっていることから、とっさの時ブレーキの掛け方がわからなくなることがあるようだ。
特に高齢者の利用を目途としていることから、慣れ親しんで誤操作に結びつかないような配慮が必要かもしれない。
また自転車などと比べると速度は出ないものの、車体が重いのはむしろ車の操舵感覚にちかいのかもしれないから、
バイクや車を運転したことのある人の方がこの乗り物になれるのは早いかもしれない。
 
●もう一つ注意すること●
車、バイク、自転車と違い、まだまだ利用率が低いこともあって一般の道路でのこの乗り物に対する走行環境がととのってないことだ。
バリアフリーという言葉が一般的になって、多少路面の傾斜や凹凸が少なくなったとは言え、
車いすで屋外を走行した経験のある人ならだれしもその不安定感を感じたことがあると思う。
最近はこうした体験ができるイベントなどもあり、筆者も苦労した記憶がある。電動カートは車いすより格段に安定性が高く、
走行力もあるからこうした不安感は低いものの、車ほどに道路が整備されているわけではない。
また、歩道を走れるものの電動カート用に走行幅を確保してある環境はそうそうない。
電動カートの普及にあわせて走行環境を整えていくのは行政の直近の課題かもしれない。
 
●電動カートの価格感について●
電動カートの価格が高いと感じた人は全体の50%未満だったが、利用に際し購入以外の選択肢が求められているのも事実である。
アンケートの報告では「有料レンタル」49%、「有料シェアリング」26%、「購入」23%となっている。高齢化するほどに、
自分が電動カートを利用できる期間の長さ(短さ?)に思いが至り、購入をためらうことになるのだろうか。
 
高齢化社会が加速し「人生100歳時代」などと言われると、70歳を越してからの30年間を健康に生き抜くすべとしてモビリティ社会に順応していくことは大切だ。
健康に外出し、人生を楽しみ、この30年間を意味深いものにする。こんなライフスタイルにモビリティ社会は移りつつある。
自動車はセイフティシステムを搭載し、80歳を超えても免許証を有効活用する人口がますます増える。で
も、移動手段から自動車がはずれたら、ぜひ次の移動手段として電動カートも考えてもらいたい。
だってあと10年もしたら電動カートが当たり前に街を行き来しているのだから・・・。
 

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