型式の確認から、交換後のチェックまで
セニアカー・シニアカーのバッテリー交換方法
スズキ セニアカーET4Dシリーズを中心に、電動カート・シニアカーのバッテリー交換方法を写真でご案内します。まず型式と適合を確認し、交換時の注意点と車種による違いを確かめましょう。
1. バッテリー交換前に確認すること
- 車両の型式・車台番号と、現在のバッテリーの型番を確認します。
- 車両に付属する取扱説明書を確認します。写真と実車が違う場合は作業を進めず、ご相談ください。
- バッテリーは重く、配線の誤接続や端子の短絡にも注意が必要です。作業に不安がある方はD-CARTまたは購入店へご相談ください。
このページの写真は旧型ET4D・ET4Aの作業例です。すべての型式に共通する分解・接続手順ではありません。
2. ET4Dにも複数の型があります

スズキ セニアカー ET4Dシリーズ(ET4D・ET4D6・ET4D7・ET4D8・ET4D9・ET4DA・ET4DB)の交換用バッテリーは同じ形式で、2個使用します。
各型の違いはスズキET4Dの詳しい解説へ。ほかの車種はスズキの車種ガイドで確認できます。
3. バッテリー交換手順|旧型ET4Dの写真例

写真例で使用している工具は、短めのプラスドライバー、12mmスパナ、8mmスパナ2本です。工具・留め具・配線は型式によって異なります。
STEP 1電源を切り、車体を固定する
メインキーをOFFにし、駐車ブレーキをかけます。充電中は作業せず、充電コードを収納してください。
STEP 2交換箇所とカバーの固定を確認する
写真のET4Dはシート下にバッテリーがあります。シートとカバーの留め具を確認し、車両の取扱説明書に従ってカバーを外します。留め具やツメを無理に回したり引いたりしないでください。


STEP 3配線・固定具を外し、バッテリーを取り出す
接続位置を記録してから、車両の資料に従ってコネクター、温度センサーの接続、固定金具、端子を外します。写真例には中央の緑色コネクターとセンサーのコネクターがあります。配線が残っていないことを確認し、重いバッテリーを慎重に取り出してください。


STEP 4新しいバッテリーを取り付ける
適合を確認した2個を、元の向き・位置に取り付けます。写真例の温度センサーは専用の耐熱シートで固定します。古いシートの再使用や梱包用テープでの代用は避け、必要な部材も確認してください。


STEP 5接続・固定とカバーを確認する
端子・コネクター・温度センサーを正しい位置に戻し、固定金具の緩みや配線の挟み込みがないか確認します。カバーとシートを元に戻してください。端子の接続順序・締付条件は、型式に合う資料を確認してください。

STEP 6充電して、交換後の動作を確認する
その車両の取扱説明書に従って充電し、完了表示を確認します。充電コードを収納した後、安全な場所で発進・停止と警告表示を確認してください。異常がある場合は使用を控え、ご相談ください。
ET4Aの作業例と、シートを上げる際の注意点
ET4Aはシート・クラッチの扱いが写真例のET4Dと異なります。従来掲載していた作業写真の要点をまとめました。
STEP 1シートを上げる前にブレーキをかける
既存のET4A作業例では、シートを上げるとクラッチがフリーになります。電源を切り、先にフロントブレーキをロックしてからシートを上げてください。

STEP 2カバーを外す
シート下の左右の留め具とカバーのツメを確認し、カバーを外します。固定方法は実車と資料で確認してください。

STEP 3固定金具・コネクターを外す
既存写真では12mmの固定金具を外し、プラス側コネクター、マイナス側と温度センサーのコネクターを外しています。これはコネクターの説明であり、端子の着脱順序を示すものではありません。


STEP 42個を取り出して交換する
配線が外れたことを確かめて取り出します。左右や端子の向きを取り違えないよう、必要な端子部品を元の取付状態に合わせて交換品へ移します。

STEP 5配線・センサー・固定具を戻す
車両の資料で接続を確認し、コネクターと温度センサー、固定金具、カバー、シートを確実に戻します。センサーの固定部材は実車に合うものを確認してください。

STEP 6充電・動作を確認する
下の「交換後の確認」に沿って、該当車両の取扱説明書で充電と動作を確認してください。
4. 車種別の適合確認
スズキ公式で確認できる搭載バッテリー
ET4Dシリーズ
SC38-12
12V 35Ah × 2個
公式の機種別一覧はET4DからET4DBまでを掲載。ET4DBの公式諸元も同仕様です。現在D-CARTで取り扱うET4D系の交換用バッテリーも同じ形式で、2個使用します。
ET4E
標準:SC24-12
12V 22Ah × 2個
オプション:SC38-12
12V 35Ah × 2個。実車の搭載品も確認してください。
タウンカート TC1A
SC24-12
12V 22Ah × 2個
ET4Dと同じバッテリーとは限りません。
出典:スズキ公式・機種別バッテリータイプ一覧/ET4D公式諸元
従来掲載の交換用バッテリー適合表
下表には旧メーカー名や掲載当時の「~現行」という表記が残っています。ET4D系は一つの欄にまとまっていますが、型式の例示はET4D8までの古い表記です。現在D-CARTでは、上記ET4Dシリーズの交換用バッテリーを同じ形式で取り扱っています。
純正品SCシリーズと交換品HCシリーズでは、型番・容量の表記が異なります。容量の数字だけで同等品と判断せず、型式・車台番号を添えて適合をご相談ください。
「日立化成(旧新神戸)」などの旧社名は、現在のエナジーウィズの前身企業の名称です。表の旧品番と現在販売される品番の適合は、購入前に確認してください。
メーカー名の参考:エナジーウィズ公式・バッテリー適合表
表は左右・上下にスクロールできます。
| 適合車種 | 適合バッテリー | 備考 |
|---|---|---|
| スズキ セニアカー ET4D ~現行 (ET4D~ ET4D6 ET4D7 ET4D8) |
スズキ純正 SC38-12 ⇒日立化成(旧新神戸)HC38-12 12V・38Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 |
| スズキ セニアカー ET4A-1/2 (ET4A-100~,2001~) |
スズキ純正 SC38-12 ⇒日立化成(旧新神戸)HC38-12 12V・38Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 |
| スズキ タウンカート TC1A |
スズキ純正 SC24-12 ⇒日立化成(旧新神戸)HC24-12 12V・24Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 |
| スズキ セニアカー ET4E/F※ F一部SC38-12 SC24-12あり |
スズキ純正 SC24-12 ⇒日立化成(旧新神戸)HC24-12 12V・24Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 |
| スズキ セニアカー ET-3A/B (ET3-1/A/B~) |
GSユアサ EB35/EV35(開放タイプ) 日立化成(旧新神戸) HIC50 12V 35Ah開放タイプ×2個使用 ※バッテリー液面センサー付 |
純正指定品 |
| スズキ
セニアカー ET3C-1 (ET3C-100001~) |
GSユアサ SEB35(密閉形) 12V・32Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定品 |
| スズキ セニアカー ET3C-2 (ET3C-200001~) |
スズキ純正 SC38-12 ⇒日立化成(旧新神戸)HC38-12 12V・38Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 |
| ホンダ モンパル ML200 DX/STD (UDAC/UDAJ-~) |
パナソニック LC-XC1228AH×2個使用 ※純正以外のバッテリー使用すると動作しない場合あり |
純正指定品 |
| ホンダ モンパル ML100 (UDAA-1000001~) |
パナソニック LC-C1238PI×2個使用 | 純正指定品 |
| セリオ/アテックス スマイルBT41/マイピアBT41 (BT41-1000001~) |
GSユアサSER35-12×2個使用 ⇒日立化成(旧新神戸)HC38-12 12V・38Ah シールドタイプ×2個使用 |
純正指定同等品 ※代用取付 |
5. 交換後の確認
- 端子・コネクター・温度センサー・固定金具に緩みがなく、配線が挟まれていないか確認します。
- 車両の取扱説明書に従って充電します。新しいバッテリーでは充電に時間がかかる場合があります。
- 充電完了の表示方法は車種によって異なります。ランプの点灯・消灯だけで一律に判断しないでください。
- 充電コードを収納してから、安全な場所で発進・停止を確認します。警告や異常が続く場合は使用を控え、ご相談ください。
車両ごとの確認:スズキ公式・取扱説明書
6. よくある質問
セニアカーのバッテリーは自分で交換できますか?
型式によって作業が異なり、重いバッテリーや配線を扱います。車両の取扱説明書を確認し、作業に不安がある方はD-CARTまたは購入店へご相談ください。
ET4Dのバッテリーはどれですか?
現在D-CARTで取り扱っているET4Dシリーズの交換用バッテリーは、型式にかかわらず同じ形式で、2個使用します。スズキ公式の搭載仕様はSC38-12、12V 35Ah×2個です。
ET4DBのバッテリーは何個必要ですか?
現在D-CARTで取り扱うET4DBの交換用バッテリーも、ET4Dシリーズと同じ形式で、2個使用します。掲載写真は旧型ET4Dの作業例ですので、ET4DBの作業は該当する取扱説明書で確認してください。
型式が分からない場合はどうすればいいですか?
取扱説明書や車体の表示を確認してください。分からない場合は、車両全体・車体のラベル・バッテリー表示の写真を添えて、LINEまたは問い合わせフォームからご相談ください。
交換しても動かない場合はどうすればいいですか?
無理に走行せず、警告表示や音声案内の内容を確認してください。型式と交換したバッテリーの表示、症状をD-CARTまたは購入店へお知らせください。
7. バッテリー購入・相談
適合が分からない方はD-CARTへご相談ください。型式・車台番号・現在のバッテリーの表示が分かると、ご案内がスムーズです。
セニアカー用バッテリーを見る車両の買い替えも検討される方は、中古セニアカー一覧をご覧ください。







