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コラム セニアカーの安全な乗り方

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毎日のお出かけを便利にしてくれるセニアカーですが、残念ながら全国で事故が起きていることはご存知でしょうか?
警察庁の「電動車いすの安全利用に関するマニュアル」によると、2016年の電動車いすの交通事故は155件発生し、内9名が亡くなっています。
しかしこの件数は現行の交通事故統計として集計された事故の件数であり、電動車いすは道路交通法上は歩行者に分類されることから、歩行者と衝突して怪我をさせた事故は交通事故として扱われないため、セニアカーに関する事故は実際には統計外で多く発生しています。
車種によって差異はありますが、ディーカートが取り扱っているスズキの最新のセニアカーET4D9-1を例にすると車体は全長約120cm、幅約65㎝あり、セニアカーの重量単体で100kgあります。
最高時速が時速6kmと車に比べれば遅いものの、セニアカーでの衝突やセニアカーの転倒・下敷きになれば自分も周りも大怪我し、周囲を巻き込んだ事故を引き起こす恐れもあります。
セニアカーを安心・安全に使って自由に移動できる喜びを楽しんで頂くため、この記事ではセニアカーの安全な乗り方をご紹介します。
 

◎場所別の安全な走行方法

セニアカーは歩行を補助する目的の一人用の乗り物で、大量の荷物を運んだり、高速で移動したり、ひどい悪路を走行するための乗り物ではありません。
しかし生活圏内にある程度の坂道、傾斜、線路や段差などは安全に移動できる設計や工夫がされています。
警察庁の「電動車いすの安全利用に関するマニュアル」や独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)の事故情報データベースの実際起きた事故の例に触れながら、場所別のセニアカーの安全な走行方法をご紹介します。
 
○道路や歩道
セニアカーは道路交通法で歩行者として扱われるので、歩道と車道が分かれているならば歩道を走行するのが原則です。
過去、片道二車線の道の右側である第二車線を走行したセニアカーと車が衝突する事故もありましたが、セニアカーは車の運転と違い、歩車分離の道では車道を走れません。
歩道と車道が分かれていない道であれば車道や道の真ん中を走らず右端を走行します。
あまり端に寄りすぎると道路から用水路や崖に転落する恐れがあるので、道路の端から安全な間隔を取ります。
道幅や道路状況などケースバイケースの判断が必要ですが、他の通行者と道を譲り合いながら安全第一で走行しましょう。
 
○交差点や道路横断
セニアカーに限らず交差点は事故が起こりやすい場所なので注意します。
交差点でセニアカーとベビーカーに乗った赤ちゃんの接触事故も実際に起きていますので、横断歩道や信号の有無に関わらず前後左右の安全や道路状況を確認し、減速や一時停止した後に動きます。
道路横断時は遠回りでも横断歩道を利用し、信号がある場所は歩行者信号に従って走行します。
ここで留意したいのがセニアカーの速度です。セニアカーの時速は最大6kmと大人の早足程度の速度なので、道路状況が変わっても駆け足のような速度で移動ができません。そのため青信号でも信号の間隔が短い交差点や、道の端から端まで距離が長い場所では、渡っている途中で信号が変わって立ち往生する危険を防ぐためにも、次の青信号を待ってゆとりをもって横断するようにします。
 
○段差・障害物
歩道と車道の境目や舗装が未整備な道の中には障害物や段差のある場所もありますが、セニアカーの前後輪両方に付いたサスペンションが路面から受ける振動や衝撃を吸収して乗り心地と車体を安定させてくれるため、少しのものであればセニアカーに乗って乗り越えることができます。
転倒を避けるためには、段差に対しては角度をつけて登れる位置に移動してから垂直に進みます。
段差を乗り越えるときに車体の傾きを検知してアラートを出すセニアカーの安全装置が自動で働きますが、セニアカーで段差を超えられないと判断したら迷わず迂回してください。
道路には電柱や木といった障害物もありますので、前方や後方に車・自転車・歩行者がいないか減速・停止し、安全を確認します。
 
○坂道・傾斜地
坂道は一定の傾斜範囲ならセニアカーに乗ったまま上り坂・下り坂を走行できます。
走行方法は、下り坂では最高速度を時速1~2kmの低速に設定して前進で慎重に降り、左右に傾斜がある場所は体の重心を山側(斜面の高いほう)に傾けると安全で安定した走行ができます。
スズキの最新のセニアカーでは登坂・降坂は最大10度、傾斜は最大5度なので、これを超える急な坂道や傾斜がきつい斜面では転倒の危険が伴うため迂回して違う道を走行してください。
またシート背面にあるクラッチハンドルはセニアカーを手押しに切り替えて車両を移動するための機能ですが、坂道で手押し可能な状態にするとセニアカーが坂道下まで加速して落ちたり、セニアカーの暴走を止めようとして怪我をする危険があるので、絶対にやめてください。
 
○踏切
踏切は道幅が狭くて左右に脱輪しやすく、線路を乗り越えるために細かい段差が多い場所で、万が一線路の途中で立ち往生すると電車と接触して大事故になる危険な場所です。
車両や自転車・歩行者など多くの通行者が開いている限られた時間で行き来するので、まさにここまでにお話したすべての場所の注意点や危険を兼ね備えた場所と言えます。
セニアカーで踏切を安全に渡るためにはまず慌てて渡る状況をできるだけ回避しましょう。例えば踏切内が混雑している時に無理に侵入を避けることで、脱輪や接触リスクが小さくなります。
空いていれば線路を越えるとき線路にできるだけ垂直になるルートを選びやすくなるため、車体を安定させた運転ができます。踏切の警報機が鳴り始めたら渡らないことは勿論ですが、ゆとりをもって横断できるように、警報機が頻繁に鳴る時間帯がわかれば事前に避ける方法も安全対策として有効です。
万が一線路内で脱輪等のトラブルで動けなくなったら、決して一人で対処しようとせず、周囲にいる人の助けを借りて非常ボタンを押してもらうなど事故を避けるための行動を取ることを優先してください。
 
○雨天・降雪・悪天候・夜間
普段問題なく走っている道でも、安全のためセニアカーの利用を避けたほうが良い状況もあります。
例えば凍結した道路や雪道、ぬかるみや深い砂利がある場所や、路面状況が悪い雨や雪が降っているとき、視界が悪い濃霧の日や風が強い日は運転を避けましょう。
セニアカーにもヘッドライトはついているものの明るさがそれほど十分でないので、安全を考えると日没の前に運転を終われるようにしたほうが良いです。
やむを得ずこれらの状況で運転せざるを得ないときは、介助者の方と一緒に利用するようにして思わぬトラブルや事故を回避してください。
またセニアカーは電気で駆動する乗り物なのでトンネルなど冠水しやすい場所は迂回してください。
 
○商業施設や交通機関
スーパーや病院等の店舗や施設、電車やバス等の交通機関でセニアカーの乗り入れが可能かどうかは施設の責任者によって対応が異なります。
屋内は歩行者との距離が近く、棚・溝といった周囲のものと接触するリスクが高まるので、スピードを出さずに安全に操作します。
 

◎安全運転の心構え

セニアカーの運転をするときにぜひ知って頂きたい心構えをいくつかご紹介します。
まずセニアカーの運転時は車や歩行者など他の通行者や、交差点・信号・路面状態の確認を常に心がけます。
次に音楽やラジオを聴く・スマートフォンを操作しながら運転する、考え事をしてぼんやりしながらの運転や、飲酒はもちろんのこと眠気を催す薬の服用中はセニアカーの運転を控えます。
安定したハンドル操作や急にブレーキをかける場面に備え、両手はハンドル部分をしっかり握り、手で荷物を持たないようにしましょう。
もし杖が必要ならセニアカー専用のステッキホルダーを使い、荷物が多くなりそうなら大型バスケットを予めセニアカーに装備するのをお勧めします。
安全運転には服装も大切で、止まっている時より運転中は体感温度が低く寒さを感じるため、手がかじかんで動きが悪くならないように手を動かしやすい手袋をするのも良いでしょう。
他の車両に気づいてもらい易くなる反射板のついた服や明るくて目立つ洋服の着用や、安全運転に支障をきたす服装を避けることをお勧めします。
他にも悪天候時や暗い時間帯、慣れない場所など不安を感じる状況でセニアカーの運転をやめる等、規定内の使用を心がけて使いましょう。
 

◎スズキセニアカー商品のご紹介

セニアカーの仕様の範囲で使うことは安全な正しい乗車方法の基本です。
一例としてディーカートが取り扱っているスズキのセニアカーの最新モデルであるET4D9-1を例に、安全性に影響を与えるセニアカーのスペックをご紹介します。
 
○車体の諸元
車体のサイズや各種重量、操作可能な諸元を知ることは運転時に知っておきたい情報です。
セニアカーET4D9-1の車体の最大寸法は全長1195mm・幅650mm・高さ1145mm、バッテリーを含む重量は100kg、積載物を含む使用者の最大体重は100kgです。
セニアカーフロントのバスケットの積載重量は最大5kg、買い物フックは1.5kgで、フロントバスケットの上方に付いたカバーは飛び出した荷物がハンドル操作を妨げるのを防ぐ役割もあるので外さず使用します。
連続走行距離は31km、最高速度は時速1km~6kmです。
めいっぱいハンドルを切って旋回したときの外側タイヤの中心が描く最小回転半径は1450mm、実用登降坂角度は10度、乗り越えられる段差の高さは75mm、溝踏破幅は100㎜です。
セニアカー車体に搭載する専用のステッキホルダーをオプションで付けることができます。
 
○運転をサポートする機能
安全・安心なセニアカーの運転をサポートする便利機能を標準装備しています。
運転に関する機能を一部紹介しますと、車体の傾きをセンサーが通知して音声や表示灯で知らせてくれる傾斜お知らせ機能は、坂道・傾斜地や段差・障害物の走行時に注意を促してくれます。
右左折や後進といった他の通行者と接触しやすい動作時に音声が出るため、運転者の誤操作を音で知らせるだけでなく、周囲の人にもセニアカーの動きを知らせる効果もあります。
曲がるときに設定した最高速度設定とハンドルの角度に応じて自動的に減速してくれるコーナリング自動減速機能は、カーブでの速度の出しすぎをサポートします。
また出先でバッテリー切れを起こして動けなくなり、慌てて対応することを防ぐためにもバッテリー充電は重要です。
セニアカーET4D9-1ならバッテリー切れをディスプレイと音声でバッテリーの残量目安と充電要否を確認できます。
 

◎お客様の感想

ディーカートのセニアカーをご使用になられているお客様の声をご紹介します。
安全なセニアカーの購入の参考にされてください。
 
○お客様:ご本人/電動カート初購入
車の運転免許を持っていなかったため、通行量の多い道路や人込みのある場所の運転が最初は不安でしたが、今は週1~2日の頻度で1年以上運転をしています。
安全のため、バッテリーを切らさない、暗くなってからの運転は避けるようにしています。お天気の良い日はセニアカーで散歩をしており、外出の機会が以前より増えて気分転換になっています。
今後も安全に使えたらと思います。
 
○お客様:親御さまへ購入の息子さま/電動カート初購入
体の不調で通院や買い物がしんどくなってきたこと父のために購入しました。
父は昔バイクに乗っていたので運転にあまり不安はありませんでした。見通しの良くない曲がり角を曲がるときや道路脇に溝があるときは慎重に運転しているそうです。
家族の勧めで免許を返上してから不便そうだったのでセニアカーがあって良かったです。
 
○お客様:ご本人/電動カート初購入
家族に勧められてオートバイからセニアカーに乗り換えました。
近所には坂道や砂利道があるので転倒が心配でしたが、安定性に自信があると勧められてスズキのセニアカーET4Dに決めました。
乗り心地もよく、自宅近くの畑や近場へ移動する時に毎日使用しています。
 

◎まとめ

高齢者の移動を補助して生活の幅を広げられるセニアカーですが、扱い方を間違えれば事故や怪我のもとになります。
安全運転のためのポイントを数多く挙げましたが、安全策をふまえた自分なりのルールを決めたり、慣れるまでは介助者の方と一緒に練習を繰り返すことで道と運転に慣れることができるでしょう。
正しく乗り安全な走行を心掛けることで、楽しいセニアカーライフをお過ごしください。
ディーカートでは整備・点検済みの中古のセニアカーをお手頃価格で販売やレンタルをしておりますので、セニアカーのことならディーカート0120-819-141までご相談ください。

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